レビュー

【レビュー】教養としての投資 / 奥野 一成

2022年11月1日

久しぶりに読了本のレビューです。

いとう
忙しさにかまけて更新をサボっていました...

 

エッセイや自己啓発本を読むことが多くなり、

投資に関する参考書からは足が遠のいていました。

そろそろ新しい知識を仕入れたいなということで、評判が良かったこの本を手に取りました。

 
    • 教養としての投資
    • ダイヤモンド社
    • 1,336円(2022年11月時点)

 

あらすじ

人生100年時代、

「老後に2000万円が必要」と言われて多くの人が絶望的な気持ちになっている。

しかしはたしてそうだろうか?

それはろくに「投資」を学ばず、お金を銀行に預けっぱなしにしてきたからではないだろうか。

日本人は投資を知らなさすぎる。

 

投資と投機は違う。投資は危険なものではないし、いかがわしいものでもない。

資本主義の健全な形態である。

投資が盛んになり、優良企業にお金が集まるようになれば、日本の景気もよくなるはずだ。

 

農林中金バリューインベストメンツで抜群の実績を上げるCIOが、

本来の投資のあり方とその哲学、長期投資のコツ、優良企業の見極め方などを、

歴史的な背景や実例を交えながらわかりやすく解説する。

(Amazonより転載)

 

レビュー

前半は「自分の労働力を切売りする働き方から脱却しよう」というのが趣旨です。

「投資」の考え方を切り口にした自己啓発で、なかなか新鮮な内容でした。

 

後半は、著者が投資先を選ぶうえで重要視する観点がトピックです。

長期投資かつファンダメンタル重視なスタンスのため、納得感があります。

 

特に、チャートを見て売り買いを決めるのは「投機」であり、

企業の将来性を信じて購入する「投資」とは違うという考えは、

読みながらウンウンと大きく頷いてしまいました。

 

お気に入りのことば

企業の本質的価値は何か?

それは「社会に付加価値をつけるため」に尽きると思います。(中略)

「利己」を追求するところに「利他」が生まれるという考え方です。

 

経営者、起業家はゼロから1を作り出す人たちです。

それに対して投資家は、1を100にする性質を持っています。

 

おわりに

気になった方はぜひこちらから読んでくださると嬉しいです👇

 
    • 教養としての投資
    • ダイヤモンド社
    • 1,336円(2022年11月時点)

いとう
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